Impressions-SCREAMIN' JAY HAWKINS 「ある男の肖像」なんて気取ったタイトルではございますが、たぶんみなさまもご存知のとおり、これは本来 Portrait of a Man and his Woman のために吹込まれたナンバーをアルバム・タイトルにしちゃったもので、本家とは異なり、その内容は完全な寄せ集めです。 |
ALBUM NOTES | 副題が A History of Screamin' Jay Hawkins とはまたずいぶん大きく出たもので・・・ |
accompanists | なにしろ寄せ集めなので共通したパースネルではありません。判明しているものは曲ごとに記載しました。 |
1. Little Demon | 1956年 9月12日に New York で録音されたもので、どうやら EPIC 47933 CD、つまり COW FINGERS AND MOSQUITO PIE に収録された 2テイクとも異なる第三のテイクかも? |
2. I Put A Spell On You | そしてこれまた完全に COW FINGERS AND MOSQUITO PIE と同じもの。 |
3. Baptize Me In Wine | いよいよワタクシの Screamin' Jay Hawkins コレクション(?)には初登場のナンバーでございます。 |
4. Not Anymore | イントロはモロ Elmore James じゃん!っちゅーギターで始まり、なんだか Screamin' Jay のヴォーカルまで、どことなく Elmore チック(最初だけ、っちゅう感じ?)。 |
5. I Hear Voices | こちらは VOODOO JIVE : the Best of Screamin' Jay Hawkins に収録されたトラックとまったく同じもの。 |
6. Just Don't Care | こちら上と同じ。この 2 曲はシングル Enrica 1010 の A/B 面として 1962年 1月に New York で録音されたもの。 |
7. Ashes | 上と同じ 1962年、おそらくは上に続いて行われた Philadelphia での録音で Move Me ─ YEAAH! YEAAH 30 と同じもの。この一緒に歌ってる女性ヴォーカルが、後にハワイで Screamin' Jay を刺しちゃう Shoutin' Pat Newborn ざます! |
8. There's Something Wrong With You | これも COW FINGERS AND MOSQUITO PIE に収録されたもの。 フンイキ的には "I put a spell on you" にも似ています。 サックスをメインのバッキングに、SJH が唸る、うめく、吠える。 サックスも唸る不気味なブレークが特長。OKeh のシングル "Alligator wine" のカップリング曲でギターがケニー・バレル。 |
9. Strange | 1964年に New York で Roulette Records に吹き込んだもの。次の The Wammy とカップリングで、シングル Roulette 4579 としてリリースされています。 |
10. The Whammy | 上とカップリングになった曲で、これもワタクシのストックにはこれまで無かったテイクでございます。 |
11. All Night | 聴きようによっちゃ大相撲の触れ太鼓にも似てる(?)ライトなジャングル・ビートに乗せて Screamin' Jay と Leroy Kirkland 率いる女性コーラス陣とのコール&レスポンス(か?)がおバカでよろしい。 |
12. Poor Folks | もっと新しい録音( 1983 年 Paris )が REAL LIFE ─ Charly R&B CD CHARLY 163 にも収録されておりますが、これは 1965 年に New York で Providence Records のために録音されたもので、次の Your Kind of Love とカップリングでシングル Providence 411 としてリリースされたものです。もちろんワタクシのとこには初登場。 |
13. Your Kind of Love | これも当然、上と同時に録音されたもの。これも REAL LIFE で新録音をやってますねえ。 |
14. Mountain Jive | 1983年の Paris 録音、Real Life にも再録されておりますが、こちらは当然 1966年 7 月 8 日に New York で Decca のために録音されたテイクで SPELLBOUND 1955-1974 Bear Family Records BCD 15530 に収録されたものと同じでございます。 |
15. Voodoo | こちらは 1974年 8 月(異説 10月)、New York の The Hit Factory での録音。同時に録音されたのが次の You Put the Spell On Me。 |
16. You Put the Spell On Me | 自らの I Put A Spell On You をネタにしたナンバーですが、これもまた独特なプレゼンスありますよねえ。 |
17. Portrait of a Man | 1972年に Nashville で Hot Line Records のために Woodland Sound Studio で収録されたもの。 |
18. Ol' Man River | 1990年の10月から12月にかけて HollyWood の Track II Studio で収録されたもの。 |
19. Heart Atack and Vine | 上の Ol' Man River 同様 BLACK MUSIC FOR WHITE PEOPLE ─ DEMON RECORDS FIEND CD 211 に収録されたナンバー。 |
20. I Don't Know | これも録音したのは上の 2曲と同時期なのですが、違うアルバム STONE CRAZY ─ DEMON RECORDS FIEND CD 728 の方に収録され、1993年にリリースされています。 |
21. Don't Deceive Me | マジ(?)なブルース・ピアノで幕を開けるスローなバラードで、これも本邦初お目見え(あ、ウチにはこれまで無かった、っちゅー意味ねん)でございます。 |
22. Whistling Past the Graveyard | 1994年 1月、California 州 Orange 市の For the Record Studio で録音され、同年 Somethin' Funny Goin' On として発売された曲群の中の一曲。 |
23. Armpit No.6 | これまたウチには初お目見えのナンバーで 1958年 Philadelphia で録音され Red Top 126 というシングルでリリースされたもの(カップリングは The Past )。 |
24. I Put A Spell On You | まるで怪奇映画のオープニングみたいな雷鳴、雨音に遠い鐘の音・・・そして強く扉を叩くようなリズムが始まり、ブキミな笑い声が・・・ってそりゃ Screamin' Jay Hawkins に決まってるんですがね。 |
25. Scream the Blues | これも Whistling Past the Graveyard 同様、SOMETHIN' FUNNY GOIN' ON に収録されたナンバーそのもの。 |