Impressions-SCREAMIN' JAY HAWKINS

ALBUM NOTES

'83年の春に、パリで録音されたものです。
全体にクドい?延々と同じ調子の曲が続くのが多く、F.O.を多用してます。でも、このアルバムには、かの不朽の名作(?)Constipation bluesの「洗練された(?)」ヴァージョンが収録されてますからねえ。やはりこりゃ MUST!でしょ。
バックの顔ぶれ見ると(殆ど知らない名前ばっかだけど)パリ録音のせーか、フランス人らしきお名前が並んでますよね。ギターのLarry Martinってのはちゃうと思うけど、b.の"Zox"とか、kbd.の"Nile"ってのもそれくさいし、それにds.の"Lescoeur"って苗字もおフランスっぽいざます。ホーン・セクションなんてマチガイ無く現地調達だよね。
また、1曲めの"Deep in love"では、Gilbert Govaertsがなかなかいいアコーディオンのオブリ&ソロを聴かせてくれます。さすがパリ、ってのはタンジュン過ぎ?


accompanists

Zox: bass/ Larry Martin: guitar & back-up vocal/ Nile: keyboards & back-up vocal/ Dennis Lescoeur: drums, percussion & back-up vocal/ Etienne Mialet: soprano & tenor sax/ Bernard Le Dreau: tenor sax/ Alain Jacq: trumpet/ Pierre Goasguen: trombone/ Gilbert Govaerts: bandnion on "Deep in love"/ Mox Gowland: harmonica on "Your kind of love" & "Constipation blues"/ Paul Pechenaert: second guitar on "Your kind of love"/ Tina Provenzano & Joan Lieber: back-up vocals/ Patrick Segarel: percussion & noises/ Le Baron Mardi: whistle, back-up vocal & noises/ recorded April-May 1983. at Paris


1. Deep in love

アコーディオン(Gilbert Govaerts)とファゴット?(そんなクレジット無いぞ)によるお洒落な滑り出し。シャンソンみたい。
でもよく聴くとバックでは目立たないように?奇声が・・・この落差がスゴい。でも全編を通して入ってるこのアコーディオンいいですねえ。オブリもソロもいい。タダもんじゃないなっ!
Fm/Gmのくり返し。一度だけCにいってしばらくして Fmに戻り、またくり返し。


2. Your kind of love

ごくマトモを装って始まる軽いブギ。Harpは、Mox Gowland。
コード進行が脱線したあたりからバックに聞き慣れないゴボゴボ?ってな音が。いったいなん JARO?ここでのサックス・ソロはイマイチだけど。
Gからのブギだが、サビがあり、Cに上がってサイゴでD。F.O.


3. Get down France
  
(Larry Martin)

ファンクっぽいナンバー。この曲を提供している Larry Martin自身によるフェイズアウト気味のトーンのギター・リフと、ステディなドラムが活きている。ds.はDennis Lescoeur 。
ブラス・セクションはちょっとモタついてるよーな気がするんだけど・・・さすがパリ録音、やたら「シルブプレ」とか言ってますね。
Fm/E♭/D♭/Cのくり返し


4. All night

ジャングル・ビートにのせて歌う軽い調子の曲。どっかから持って来た曲かな? と思ったけど、これも SJHの曲でした。
バックのコーラス飽きないのかなあ?ブラス・セクションのリフが活きてます。終わり近くに入って来るギターが無責任に楽しんでていい?
E♭/A♭/E♭/B♭を2回のあとはずっとB♭のワン・コード。途中一度だけE♭/A♭/E♭/B♭ をはさむけど、また E♭のワンコードでF.O.


5. Serving time

なんかヘンリー・マンシーニみたいな、足音を追うようなハイハット・レガートで始まる Jazzyな 4 beat。SJHとしちゃ、割とおとなしい出来です。あまり変化もないしね。サックス・ソロ始まって、やっと変化が、と思うとそのまま F.O.・・・もったいない。
最初だけ、B♭ 2小節、E♭ 2小節、B♭ 2小節、F 2小節でB♭に帰る、というベーシック・フォームと、E♭→B♭→F→B♭のサビをつなげたもののくり返しですが、後半はサビのくり返し。F.O.


6. Feast of the MauMau

アフリカン・ムード?たっぷり。これもフーチークーチー・スタイル。
ブラスでブギを刻んでる!バックにはずっと色んな音がしてます。動物の鳴きマネかな? なんせ歌詞には動物ばっかですからね。 F.O.
Cmでブレイクをくり返し、Gから Fに落ちて Cmに戻る


7. I feel allright

ブラスのリフが前面に出た軽快なシャッフル。一瞬だけエルモア?っぽい、ぶっちゃけ気味のギター・ソロ(Larry Martin)。
エンディングの、SJHが「熱っ!アツ 、アツ、熱いっ!」と騒いでるよーに聞こえるトコがステキ(?)。これもF.O. です。
Gからのオーソドックスなシャッフルのようだが、これもサビ(C→Dのくり返し)がある。最後の「アツッ!アツ、アツッ!」では D→C→Gのくり返し。


8. Poor folks

ちょっと変わったリズム・パターンながら、スロー・ブルースっぽい曲(と言ってもコード進行はゼンゼンちゃうんですけどね)。バックではなにやらコショコショ言ってます。
木管みたいな?のがリフ入れてるんだけど、これなんだろ?学校にあるよな足踏みオルガンの音にも似てますが、まさかね?ミッシェル・サンチェスだったらそれサンプリングして使いそだけど、このころじゃそんなテは使ってないと思うし。
歌い方としちゃ"I put a spell on you" 系かも(なんて言ってもあまりイミ無いんですけど。だって、どれもそーなんだから)。
キーは Fm。始まるとまず B♭m/Fmのくり返しとなり、D♭/C/Fmでのパターンがひとつ、次に Fmから C、そして Fmから D♭から C経由で Fmに戻り F#m/Fmでまたひとつ。エンディングでは B♭mと Fmのくり返し。


9. Mountain jive

例の調子で「マッ、マッ、マグリマグリ・・・」のワケわかんないスキャットでいてこましちゃう 4 beat。
ブラスのリフに乗ってその連続で疾走しています。各コーラスのアタマはおきまりのブレークで入る、と。
E♭x4,A♭x2,E♭x2,B♭x2,E♭x2


10. Constipation blues

最初の音は、おおっ! SJHよ、やっとココロを入れ替えてマトモなブルースをツイキューする気になってくれたのか!?ってコンサヴァなブルース・マニアに一瞬、錯覚させるほどの「ピュア・アーバン・スロー・ブルース(そんな分類なんて聞いたコト無いけど)」の香りを漂わせておるのでありますが・・・たしかに、イントロのピアノまではいいんでございます。だけど、だけど、スグにアノ「うめき声」が。
お馴染み、便秘の苦しみを切々と歌った、未曾有、不世出、驚天動地、言語道断の名曲(?)「便秘のブルース」!でございます。
やっと「出る」までの実況中継?はそりゃもうスゴい迫力で、とてもナミダ無しには聴けない(笑い過ぎで)というブルース界を震撼させた超モンダイ作でございます。
SJHのピアノ・ソロも時にハラハラさしてくれるし、なかなかいい味だしてますなあ。ハープは Mox Gowland。Gのスロー・ブルース


11. Alligator wine
  
(Jerry Leiber-Mike Stoller)

虫の音、猛獣の唸り声・・・その辺が他のとちゃうところ。フロリダ・ワニだったら、ここで吠えてんのトラやライオンじゃなく「Cougar」(アメリカ・ライオン)ってヤツ?Cmでず〜っと行って G→F→Cmで完結するパターン。


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